路地猫のらくらくさんぽ

発達障害でもらくらく生きる

『それでいいです』でハッピーに暮らせてます

 

「それでいいです」と「それがいいです」

この2つの言い方は印象が違うから、人と話すときはもちろん使い分けます。

でも気が付いちゃったんです。

自分の頭の中でだけは「それでいいです」が便利でした。

その経緯をお話します。

 

 

「ありのままの私(俺)を好きになってくれる人と出会って結婚したい」

独身の女性からも独身の男性からも聞いた言葉です。

家族として長く一緒に暮らすのだから、そう考えるのは自然だと思いました。

親子の間もそうでしょう。

ありのままの自分を受け入れてほしい。お互いにそうできたらストレスもなく幸せに生きられると誰でも思うものです。

 

でも現実はなかなかそうはいきません。

おおらかに寛大に人と接しようと意識していても、ついイラッとしてしまったり、不満を溜め込んで不機嫌になってしまいます。

どうにか解決したいとあれこれ悩んだり努力もします。

 

 

精神的な問題を抱えている人に向けてよく言われる言葉にも

「ありのままの自分を受け入れましょう」

というのがあります。こうアドバイスされた人は心に留め、日々意識して暮らすように努めるでしょう。

「私は私」とか「人の評価を気にしない」とか。

いい感じにやれていたのに、ちょっとしたきっかけで元の自分に戻ってしまう。

自分をダメな人間だと思ってしまうし、責めてしまう。

 

 

仏教やスピリチュアルの考え方の中にも

「あるがままに生きる」

という言葉を見ます。なんだかとても素晴らしい教えだと感じるでしょう。

で、いっぱい勉強してやってるつもりでいます。でも悩み苦しみはなくならない。やれてるのかなと疑問にも思います。

 

 

難しいですね。

ありのままを受け入れるのも、あるがままに生きるのも。

「『いいよ。いいさー。オッケー。それもアリだねー』ってなんでもかんでも受け入れていい調子でいても、一度でも『ちょっとそれだけは無理』って思っちゃったら振り出しに戻って再スタートだよ、ゴール遠くなるよ」

スゴロクみたいなもんだよと友達が教えてくれました。

どうして「ちょっとそれだけは・・・」ってなっちゃうかといえば、自分にこだわりがあるから。

どうしてこだわっちゃうかといえばそれに執着があるから。

そしてその気持ちが叶わないと怒りになって自分が苦しい。

 

 

セラピストやカウンセラーから

「執着を手放しましょう」

とも言われるでしょう。

はい、そうします。あんな思いもこんな思いもきれいさっぱり手放します。

ところが嬉しいこと楽しいことたくさんあるのに、嫌な気分も実はあったりします。

そもそも目に見えない形のないものを手放すとか捨てるとか、どうやったらできるんでしょう。

 

 

私はなかなか手放せないものに『母への執着』がありました。

それは不満や悲しみや怒りとなって自分を苦しめ、感情が行動に現れ母や家族を困らせていました。

姉がその状況を心配してなんとか解決しょうと努力を重ねてくれました。

何年もかかりました。姉自身も傷ついたでしょう。

それを見ていて私が姉に言いたくなった言葉は

「この状態は変えられないんだから諦めてよ」

というものでした。

 

 

もちろん口に出してはいません。頭の中で繰り返すうち、諦めるのは姉じゃなく私だと気づきました。

母に期待していることを、願っていることを、私が諦めればいいだけだったのです。

叶わないから悲しみ怒り攻撃していたのです。

これからは姉が思うような仲のいい家族ではないけど、波風の立たない家族にはなっていくはずです。

 

 

それ以来『諦める』というキーワードが私のお気に入りとなり、日常の小さな不快感なんて簡単に吹き飛ばせるし、辛い状況になりそうな予感がする時も冷静に対処できています。

悲しみや怒りの感情はいくらでも膨らむし時間を費やしてしまいますが、それを回避できているので気持ちが楽になり、他のことに集中できます。

 

嫌だなと思う気持ちも欲(執着)があるからです。

『諦める』って思えばラクに消せます。

そして私の簡単な方法が「それでいいです」って言っちゃうこと。心の中でも、口に出しても。

「それでいいです」には、仕方ないけどとか不本意だけどとか、諦め臭がプンプンします。その上、受け入れましょうという分別ある大人の匂いもあって、これを「うふっ♡」って感じに微笑みながら言えばばっちりです。(と思ってます)

 

 

理想の結婚相手を夢見る人も、職場や家庭でのストレスに苦しむ人も、自分なりの魔法の言葉を便利に使いこなすってどうでしょう、嘆く時間も解決策を考える時間も節約できてハッピーです。というお話でした。

 

 

一つ付け足したいのですが、これから恋愛する人は、ありのままは先に延ばして、まずは盛りに盛った自分をアピールするのもいいんじゃないでしょうか。

めでたく夫婦になってから「それでいいです」と相方に言わせましょう。